ドローンドローン,無人航空機操縦士

 少し開いてしまいましたが、ちょいと理由がありまして今回はその話でも…。それはまだ残暑残る昨年9月頃の事でした…。

無人航空機操縦士

 箱根旅行時のフライトの目論見も失敗に終わり、さて、どうしたものかな、練習はしたいけどなと思っていたのですが、ドローンを購入する前に法律の確認をしていた時にしばしば目に入ってきた、無人航空機操縦士の国家資格がちょっと気になって、なんとなく検索し始めたのが発端でした。

機体登録をしたDips 2.0にも技能証明に関するページがあります。

 資格はまず一等と二等がありまして、また、夜間飛行や目視外飛行などを行う為の限定解除みたいなのもあります。取得方法は車やバイクに似ていて、試験会場で一発試験で受けるものもあれば、ドローンスクールに通うと実技はそちらで免除…みたいな取り方もあります。

 ただ、間違ってはいけないのはこの資格が無いとドローンを飛ばせない、という事は無いのです。特定飛行と言われる、ある種の飛ばし方をする際に国交省にきちんと申請する必要があるのですが、これ自体は資格が無くても必要条件を満たしていればクリア出来ます。

 資格を所持していると認証の通った機体と組み合わせで一部の申請を免除出来たり、申請の審査の時に飛行時間や技術所持の担保にもなるのがメリットでしょうか。

 さて、個人的にはそもそもドローンを飛ばす機会がまだまだ多くない状態だったので、そもそも飛ばす練習したいなと思う所もあってスクール通ってみるのも良いかもな…と思いました。好きな写真とラジコンを組み合わせた趣味として真面目に取り組んでみるのも楽しいかもなと思った所も大きいです。

 なお、いきなり一等も取れなくは無いようですが、講習時間が跳ね上がり(座学18時間、技能50時間!!)、料金は100万円弱ぐらいにはなるようです。…まぁ、ほぼほぼ業務用だと思うので、まずは目指すなら二等資格です。

 夜な夜な調べまくってたおかげで、色々な情報は集まったのですが、中々どうしてドローンスクールと一言で言えど、期間から料金からピンキリなんですよね。ただ、全体の傾向から見ると平日昼間にまとまった時間を取って、短期間での取得をうたうスクールが多いのかな、という印象でした。価格は車の免許とほぼ同等かそれ以上な所もあれば、18万円程度で取れると謳ってる所もあり(民間資格をうまい具合に経由する模様)、さてどの辺が適正価格なのやらといった所です。

 国で定めている所は初学者(民間資格を持っていない人等)は学科10時間以上、実技10時間以上の計20時間以上の受講が定められています。

 まぁ、そこそこの拘束時間はある訳で、僕の場合は完全に趣味でやってる以上、仕事をとめて平日にというのも難しいですし、嫁子供もいる身分なのであまり休日を埋め尽くすのもな…という所でその辺りのスケジュール調整が効く所が良いな、と考えていました。

ドローンスクール選び

 ドローンスクールに関してはドローンスクール専門の検索サイトみたいのがありまして、最初はそこをサラッと眺めていました。

■ドローンナビゲーター
https://drone-navigator.com/

■コエテコドローン
https://coeteco.jp/drone-school

 で色々見てたんですが、たまたま別件で検索していた時に結構近場にも載ってない(もしくは情報が更新されていない)ドローンスクールが割とあるな、という事に気付きました。そこで改めて別角度で探してみた所、割と通いやすいエリアになんと自動車学校が運営するドローンスクールがあるじゃないですか。(幾つかあるようです)

 自動車学校がそんな事をしてるとは思ってもみなかったのですが、車で走ってる時によく教習車を見掛けるリアリティとそこからある程度担保されるであろう経営状態、自動車学校なので教える事についてのノウハウや実績など考えると、割と賭けになっていそうな小規模のドローンスクール選びよりは安心感があったのでそちらで話を進める事にしました。

車、自動二輪、大型二輪とこれまで3回自動車学校には通っていて、自動車業務をやるつもりも無かったので大型二輪取った時点でもう来る事は無いだろう…と一人感慨深く思っていた記憶がありますが、まさかの4回目が有りました…。

飛鳥ドローンスクールへ

 …という訳でタクシーとかで有名な飛鳥交通さんが運営する飛鳥ドライビングカレッジに併設された飛鳥ドローンスクールさんにお世話になる事としました。

飛鳥ドライビングカレッジ川崎入口。なんと頭上はJRの貨物線です。

 京浜東北線や東海道線を使う方は川崎以南に貨物線高架下にある教習所を見掛けた方も多いんじゃ無いでしょうか。あそこですね。JRが直上や敷地横を通っているのですが、最寄りの駅は京急の八丁畷駅となります。駅からは歩いてすぐですね。

飛鳥ドローンスクール
https://www.aska-dnet.com/ds/

 残暑残る9月に詳細お伺いしに行ってみました。聞いてみると、受講内容などは良さそうなんですが、連日ニュースで値上げの報道をやってた時期もあってか授業料がサイトの記載より少し上がってました。

 この辺はやや動揺しつつも(^^;、もう一回トータルで掛かる金額や自分が通えそうな範囲での他のスクールでの総額などと数日吟味してみました。結局の所この近辺での相場からはあまり変わらないかなーという結論が出て、入校手続きを進める事にしました。(横浜周辺にもちらほらあるのですが、限定解除費用とかまで含めて計算するとあまり変わらない感じでした。)

ドローンに関してはコースを挟んで反対側の安全研修センター内で行われました。

 スケジュールに関してはちょうどドローンは閑散期だったようなのですが、インストラクターの方は自動車の方の教官やらイベントでの登壇などの方が多忙だったらしく、その辺とこちらのスケジュールを擦り合わせて講義時間を決めていきました。(10月以降はドローン教習に時間をきっちり割いてくれました)

 なので、所謂、自動車学校の予約サイトのようなシステマチックなものでは無かったのですが、入校のタイミングでは生徒は僕一人という状態だった事もあり、こちらの要望をほぼ取り入れて貰ったスケジュールになったので動きやすかったです。僕の場合はそこまで急ぐ気は無かったので、仕事や家族に迷惑掛けないよう週末、土日のどちらかで2、3時間ずつ…といった感じですね。話をお伺いしてた限りでは、仕事でX月までに必要…とかいう話ではがっつりしたスケジュールも組んで貰えるようではありました。

 そんなこんなで始まった無人航空機操縦士2等資格の教習、何回かに分けてつらつらと書き連ねて行こうと思います。

ドローンRealFlight,ドローン,送信機

RealFlight Evolution

お手軽にドローンの練習をしたい

 ドローン買ったはいいけど、飛ばすには色々準備も必要だし、夏も真っ盛りでクソ暑いし、練習したいけどどうしよ…と考えていた時に見掛けたのがRealFilght EvolutionというPC向けのシミュレーターソフトでした。

 Steamを覗いていてもドローンのゲーム等は割と出てくるのですが、どれもFPV用ドローンのゲームでそれはそれで面白いのだと思うのですが、いかんせんコックピット視点なので空撮ドローンを目視で飛ばした時のような操作(向き合うと左右が逆になる等)の練習にはなりません。

 なので、色々探しては見たのですが、おそらく唯一?ラジコン操縦者の視点で操作出来るソフトがこのRealFlight Evolutionでした。歴史も古いようで、元々はラジコン飛行機やヘリコプターのシミュレーターだった所にドローンも扱えるようになったようです。シミュレートが主なので練習モードとか課題クリアのモードはあるにはありますが、いわゆるゲームした感じではないので練習用と割り切るべきでしょうか。

Phantomっぽい何か。

ソフト自体はパッケージ版とダウンロード版があって、自分はSteamで買いました。日本円で16000円と中々良いお値段するのですが、練習用には唯一無二の存在とあって選択の余地もなく…といった感じでしょうか。

先にも書いた通り、元々はラジコン飛行機やヘリコプターが主で、ドローンは後から追加された歴史のようなので使える機種もドローンはあまり多くは無いようです。ただ、Quadcopter Xという機種が選べまして、これがDJIのPhantomに似た感じの機体で、練習にはこれで充分かなと思います。

屋内も飛ばせます。

ステージはかなり豊富にあって、室内や強風の吹いてるステージとかありました。ただ、室内とかやると分かるのですが、全体的に遠景はリアルではありますが、向いている方向によってパースがかかる感じでも無いのでおそらく書き割りで、そこに小道具のちょっとした柵だったり小屋や岩が少し衝突判定用のコリジョンを用意しているのかな、という印象です。

なので、ゲーム視点で見ると今時…?と思う所もあります。ただ、ドローンの操縦の練習という観点で考えると、目視内飛行の練習という意味ではこれらは特に問題にはならず、逆に上記の仕組み上、ドローンからの視点の映像は作れませんので、カメラを見ながら操作する目視外飛行の練習は出来ないという課題は残るのかな、と思います。

練習に使うコントローラーは

RealFilght EvolutionはDirect InputやXInputに対応しているらしく、当初は自分もPS5のDualSenseをPC繋いでいたのでそれで練習していました。

で、やってて気付いたのですが、操作感が違うんですよね…。ゲームのコントローラーってスティックの入力範囲が中心から一定距離を保つ円状にしか物理的に動かせないようになってますけど、ドローン用のプロポの場合、横軸と縦軸どちらもMIN/MAXで入力する可能性があるので可動範囲は四角形なんですよね。

この辺に対して、RealFlight Evolutionではまんまプロポの形したInterLinkDXというUSB接続型のコントローラーのバンドル版を用意してたり(単体でも購入可能)、プロポで有名な双葉電子では自社のプロポで操作可能になるUSB接続のドングル(受信機)「WSC-1」を販売していたりします。

ただ、InterLinkDXにしてもWSC-1を経由した双葉電子のプロポにしても、ラジコン飛行機やヘリ用のプロポの形をしているのでスイッチ類がやたらと多い&中々高価という事もあってどうしたものかなーと思いつつ、代替案をしばらく探してました。

そんな中見つかったのが、いつもお世話になっているDJIから出ているDJI FPV送信機3でした。

FPV送信機3がRealFlight Evolutionで使えた

DJI FPV送信機3 パッケージ

ネットで記事を漁っている時にFPV送信機3をUSBで接続するとWindowsではゲームコントローラーとして認識するという話を見掛けまして、DJIのサイトで詳しく見てみると、色々スペックが書いてある中に「2.DJI FPV 送信機 3は、Liftoff、Uncrashed、DCL、The Drone Racing Leagueなどを含む、様々なシミュレーターに対応しています。」との表記が。

RealFlight Evolutionの名前はありませんでしたが、挙がっていたゲームをそれぞれSteamで確認するとまぁDirectInputとかXInputで操作出来るゲームかな、という感じだったのでたぶんイケるだろう…という事で購入してみました。まぁ、もしダメでも最近出たNEOとかAvata2に対応してるので将来使えるかもしれないし(怒られる)。

DJI FPV送信機3 中身こんなん

という訳でポイント溜まってたヨドバシさんが速攻で持って来てくれまして、早速USBケーブルで接続して試してみた所、最初認識しなくて青ざめましたが、よく考えればこれは送信機なのでDJIのいつもの儀式が必要なんじゃないかと気付きました。

電源ボタンをトントーーーン(長押し)とすると、あっさりWindows側でも認識しました(^^;。

RealFlight Evolutionを起動して、左右4軸をなんとなく認識してしまえばこちらのもので、後は新しいコントローラセッティング作って、各操作の項目で割り当てたいスティック倒してあげればそのまま記憶してくれました。操作したいのがモード1なのかモード2なのかで割り当て変わってくる感じですかね…?

この四角形の入力範囲が欲しかった

割り当てが無事済んで操作してみると、うん、いつものDJIの操作感ですね(そりゃそうなんだけど)。ちゃんと四角形の範囲で操作出来て違和感は無くなりました。金属製の長いレバーもやはり操作しやすいですね。

若干気になったのはPS5のコントローラーで練習していた時に比べると微妙に最高速度上がった?という印象を受けました。今までコントローラの設定悪くてMAXまで入力出来ていなかったんでしょうか…?

まぁ、何にしてもこれで違和感無く操作できるので、練習環境としては出来上がったかなーという所です。合間合間で練習していこうと思います。

余談

9月の連休中に家族旅行を装って箱根でドローンを飛ばそうと思ってFlyersさんに許可回りお願いしたりしてたんですよね。箱根駒ヶ岳の山頂と箱根スカイラインの中にある箱根芦ノ湖展望公園の2か所を。

で、実際行ってみたら地上は37℃の猛暑日だったらしいですが、芦ノ湖周辺は涼しい風が吹いて26℃くらいと、絶好の観光日和だったのですが、この風が良くなかったらしく箱根駒ヶ岳を昇るロープウェイが強風で運行取りやめに。( エーッ!!

翌日も風速25m吹いたとかでロープウェイが運行する事は無く、では箱根芦ノ湖展望台の方へ…と向かったのですが、箱根スカイラインの入り口辺りから物凄い霧…(-_-;)。まぁ、霧というか雲の中に入っちゃった感じでしょうか。

絶望に打ちひしがれながら辿り着いた展望台は…ここはあの世かサイレントヒルか、みたいな世界が広がっていたのでした…。

ドローン飛ばすのってどんなに意気込んで準備していても、天候の前には一蹴されるんだな…と改めて実感した次第であります…orz。

ドローン,ラジコン,写真Air 3,DJI,Drone,空撮

気が付けばセミが鳴き散らし、毎日"危険な温度"とかいうワードがニュースから流れてくる昨今、いかがお過ごしでしょうか。この夏、自分は新しい撮影機材を導入してみました。

写真とラジコンカーの先に

 ブログではあまり書いていなかったのですが、筆者の趣味として写真とラジコン製作というのがあったりします。前者はα100に始まり過去にはモデルさん撮影したり、街角スナップ撮りに出掛けたり、今はすっかり家族写真が多くなってますがα7C IIを片手に写真を楽しんでいます。後者はコロナで緊急事態宣言とか出てあまり外に出掛けられなくなった辺りから、それじゃ家で楽しめる事を…という事でラジコンカーを作り始めて気が付けば6,7台はあるような気がします。

去年α7C IIに乗り換えました
これよりもう少し増えてます…。

 その辺の延長なのか、Amazonのセールなんかで見掛ける度にずっと気になっていたのがドローンでした。最近はテレビのロケ映像なんかやYoutube辺りでも結構空撮映像を見掛けますよね。ああいう人の手だけでは撮れない映像を撮れるっていいなぁ…と思う所がありました。

 ただ、ドローンに関してはかつてはお祭りの中に堕ちてみたり、首相官邸に堕ちてみたりとネガティブなイメージも強いのは重々承知だったので、半年ほど前から興味津々、サイト漁ってみたり本買ってみたりしてポチりたい衝動を抑えつつ(^^;、下調べを進めていました。

 調べ始めると、ドローン初期の混沌とした感じはなくしっかり法も整備されていて、むしろ法で雁字搦めになっていて一個人が飛ばすとなると手続きがかなりあって大変そうに見えます。Youtube辺り眺めると、その辺の詳細を丁寧に解説されている方も多く、一つ一つノウハウがあるんだな、面白いな、ともはや興味が深まるばかりです。

 仕事で使われている方もいるぐらいの業界ですし、趣味として取り組むのなら、真面目に勉強してみるのも面白いかもな…という所もありまして、手を出してみる事にしました。

どれを買うか

 まぁ、まずは物が無いと始まらないので機種選定です。ドローンには航空法による規制の対象外となる100g未満のトイドローンという比較的手軽な種類もあるのですが、いずれもその軽量さ故、屋外で扱う事は難しいようだったので今回は選択肢に入らず。

 さらにAmazon眺めてると4Kとか取れる奴でも3万円ぐらいからあったりするのですが、この辺も調べるとリモートIDに対応していないものが多く、国内で飛ばすにはナンバープレート的なリモートIDのユニットを外付けする必要があるようです。で、このリモートIDのユニットが2万円前後してるようなので安いからと言って飛び付くと結局面倒な事になるので、また一考…。

 初心者向けドローン、という感じで調べると現状ではまず間違いなく中国のDJI社のドローンが薦められる事になると思います。色々見てみましたが、個人の空撮向けとなると圧倒的なシェアがあるようです。なにせ、アクションカメラのOsmoシリーズやジンバルもやってるので空撮ドローンに必要な技術のカバー範囲が広く、量産性から来るコスパや性能で有利なようです。

 一番最初のころはParrotというフランスのメーカーの「AR.Drone」に憧れたなぁ…という思いもあったのですが、今はDJIに押されてプロ向けにシフトしたようです。

 そういう時の流れなどもあり、メーカーに関しては正直選択の余地無くDJIに。さて、それはどの機種を…と思って、ここは相当に悩みました。懐具合もあるので、最初だし、まずは手軽かつお財布にも優しい入門機で入りたい…という所でDJI Miniシリーズで考えていました。Miniも購入可能なものはMini2,Mini3,Mini3 Pro,Mini4 Proとあって違いを確かめる為、雑誌やカタログ、Youtubeと睨めっこでしたね…。結局、最初なので衝突検知のカバー範囲が広いのが欲しいな、という事でMini3 Pro、Mini4 Proあたりがターゲットになりました。

Amazonプライムデーの季節がやってきた

 そうこうしているうちにAmazonのプライムデーの時期が近づいて来てまして、いつもこういうタイミングでDJIの方もセールをやるというのを聞いていたので、期待して待つ事に。実は色々調べてた時に春頃はMini3 Proのセールがあったそうで、これが再び開催されるならMini3 Proも有りだし、Mini4 Proも安くなるなら障害物検知が全方位になるしこれも有りだなぁ、全方位っていう意味では一つ上のクラスのAir3も安くければ有りかもなぁ…と悶々とした日々を過ごしておりました^^;

 で、結果どうなったかといいますと、やはりプライムデーに合わせてDJI側のセールも始まりまして、対象になったのはMini3無印とAir3でした。DJIのセールは全体的に安くなる感じではなく、特定の機種がピックアップされて安くなるみたいですね。

 Mini3には障害物検知が下方向にしか付いてなくて、個人的にはかなり不安だったのでパス。…となるとAir3で、20%ほど割引されていたのですが、実はこれによってセール対象外のMini4 Proを買うのとほぼ横並びになりました。

 これはだいぶ悩ましかったですね。α7CIIを使ってる手前、軽量コンパクトには相当の意義を感じたのですが、しばらく細かい情報収集とかして以下の理由でAir3を選ぶ事にしました。

  • どちらも1/1.3型センサーの24mmを持っているのは同じ、加えてAir3には70mmを持っているのですが、これが丁度スチル的には24-70mmのワイド端とテレ端になり感覚的には使いやすそうに思えた。
  • Air3の方が上昇下降速度(Air3=36km/h, Mini4 Pro=18km/h)、水平方向の最高速度(Air3=75.6km/h , Mini4Pro = 57.6km/h)は高いことからピーク性能を使わずとも、出力の大きさから安定しそうに思えた。
  • Air3のバッテリーがMini4のそれと比べると飛行時間ほぼ同じで価格は倍近くしている事からセールの恩恵が大きく感じられた。
  • これは遠い将来すら影響あるか分からない話ですが、DJI的にはMiniとAirで立ち位置の違いがあるようで、Lv3.5飛行に必要な情報を提供してくれるのはAirまでだった。(2024/07現在)
  • 重さは明らかに違うが、並べた写真を見ると大きさはそこまで差はないかな、と感じた(個人的感想)
  • セールになった理由はAir3 Sがもうすぐ発表だからと明確な理由が有り、個人的には噂の1型センサーと1/1.3型センサーでそこまで違うんだっけ…?という感じであまり気にならなかった。

 …などからAir3で行くことにしました。Amazonプライムデーに合わせたセールでは有りましたが、DJI側のセールでもあって、販売店各所セール価格になっていたので、今回はドローン業界ではかなり大手(に見えた)のセキドさんのオンラインストアで購入させて頂きました。ブログなんかも定期的に色々な情報が盛り込まれてますし、虎ノ門に店舗もお持ちで専門スタッフも抱えていて、特殊な分野だけにその辺の安心感から利用させて頂きました。

DJI Air3が届いた

フライモアコンボなのでカバンに入って届きます。太っ腹。

 注文したその日のうちに発送され、翌日には届きました。早速飛ばしました・・・って書きたかったんですが、なにぶんドローン飛ばすまでには色々手順が必要で、最初は国土交通省のサイトに行って個人の登録を行なって、そのアカウントに機体の登録を行なってスマートID(ナンバープレートのようなもの)を発行してもらって、それを機体側にダウンロードして・・・とこの辺の手続きだけでもYoutubeに解説動画色々上げてくれている人が多いぐらいと中々大変です。

 ここではその辺の話は割愛しますが、自分も何日かかけてちまちまセットアップしてやっと部屋の中では飛ばせました^^;

ピタッと止まる精度凄いなぁ、というのが最初の印象。

 さて、ここからが問題です。練習はしたいけど、僕が住んでるエリアはDID区域(人口密集地域)のど真ん中なので、近場の屋外で飛ばす訳にはいかず。セキドさんで購入した際にFlyersというサイトのチケットが付いてまして、これを利用する事で撮影許可などの処理をしてくれるサービスを受けられるようなので、ぜひこれは使わせて貰いたい所です(※)。

※勿論、自分で土地の管理者などに許可を貰うなどの手続きをすれば、このようなサービスを使わずとも飛ばせるので手間との費用対効果は各自判断になります。

◾️Flyersのサイト
https://flyers.plus

 こんな感じで人口密集地域や発着に適した場所、飛ばすのに適した範囲などをWeb上で確認出来て、ここから手続きの依頼を出す事が出来ます。場所によって手続きにかかる日数にだいぶ差があるようなので(ざっと見た感じ5日程度から来年になってしまうものまであった)、その辺に注意しながらお願いする必要はありそうです。

 ここの所、日中が暑すぎるので、もう少し涼しくなったら依頼して空撮しに出掛けたいなと考えています。とりあえずそれまでは屋内で練習とか出来ないかな…と思って調べたりはしているのですが。

 その辺の話は経過見てまた書ければと思います。今回はここまでで、でわでわ・・・。

 

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自宅療養を駆け抜けろ

 久しぶりの更新となりますが、昨年11月頃からひっそりと作っていたMFゴーストのOP曲でもあるJUNGLE FIRE feat. MOTSUの方がまとまりましたので、Youtubeの方に上げてみました。 

 今から3か月弱ほど前の11月ですが、世はコロナ明けムード全開の中、どこで貰ったかコロナを患いました…(^^;。幸い症状は無茶苦茶軽くて、のどの痛みすら無く、熱も一瞬出ただけで収まってしまったのですが、外をウロつく訳にもいかず、折角の連休も動けないので、これはもう打ち込みでもして憂さ晴らすしかない…という事で楽譜@ELISEを漁りだしたのが最初でした。

 実は昔から頭文字Dが好き(唯一Blu-ray Box揃えた)で、昨年末まで放送していた後継作品のMFゴーストを楽しみに見ているタイミングでした。やはり車とユーロビートの組み合わせ熱すぎる、最高だよなーと。

 で、そんなタイミングで以前は無かったハズのJUNGLE FIREの楽譜が検索に引っ掛かり、これはやれというお告げかなと勝手に思い込み、出掛けられない連休をつぎ込んで作り始めたのでした…。

 あ、ただ、復帰後は基本的に家族が寝静まってからが作業時間、昼間は嫁様、娘ちゃんとの時間を削らない、なるべくコンパクトに仕上げるというコンセプトは変わっていません^^; なのでかけられる時間も限られてますし、がっつり作り込める訳でもないのでゆる~く見て頂ければ幸いです。

歌い手は京町セイカとNinezroで

 実は着手する直前に某サイトのセールでSynthesizer V AI Ninezeroを購入してたんですよね。以前より若い感じでは無くて、渋いおっさん声(失礼)の歌唱ライブラリ欲しいな、とずっと思ってたので。丁度これが10月の後半にSynthesizer Vが対応したラップモードに対応しているという事もあって、ご存じの通りMOTSUさんが捲し立てるパートが多いJUNGLE FIREにはピッタリと思いまして、いろいろタイミングが合致したな、と今思えば感じます。

 メインボーカルのSynthesizer V AI 京町セイカは原曲の芹沢 優さんのイメージに手持ちのライブラリの中では一番近いのかな、という所で選びました。芹澤 優さんが声優さんという事もあってか、やや高いオクターブの所で力強く歌える必要があると感じ、それにマッチした感じでしょうか。

Synthesizer Vのラップモード

赤いノートがラップノート。歌唱ノートと入り混じって使ったりも。

 10月末に実装された機能という事もあって、初めて使ってみたのですが、まぁ、良く出来た機能でこの機能無しではまともに出来たかどうかも怪しいな…といった印象です(いや、今もまともか分かりませんけど…)。譜面としては同じキーの音符が並ぶ所も、ラップだと微妙にイントネーション的なものが変わってくるので都度調整の必要があるのですが、ラップモードにすると結構上手い具合に合わせてくれました。

 勿論、それでも完璧とまでは行かないので、手動で調整はしていきましたが、あると無いでは作業量が全然違ったと思います。

音源周りについて

「Xpand!2」パラアウト出来ないなど制限もありますが、安くていい音源だとと思います

 ユーロビート系の曲初めてだったので、いざ作業始めてみると音源がマッチしない部分があるな、と。ユーロビートの代名詞的なSuper Saw系の音に関してはOmnisphere 2が使えそうなの幾つか持っててくれたので良かったのですが、オーケストラヒットっぽい音が見当たらず、こちらに関してはXpand!2が幾つか持っていて安価、という情報を経て新規に導入しました。BlackFridayの時期だったのもあり、これだけの音源を10ドル程度で買えちゃう脅威のコスパでした…。

 もう一つ困ったのがドラム。ここまでポップスやロックはSSD5に頼りっぱなしだったんですけど、ユーロビート系のドラムってなんか特殊ですよね…。SSD5もElectric系はあるんですが、ちょっと違うかなーというのもあり…。

 どうしたものかと思ってたのですが、Xpand!2を買った際にギフトでDrumSynthというプラグインを貰っていまして、こちらが結構イメージに近い音を持っていたので、ドラムトラックもう一つ作ってSSD5と組み合わせ使用しました。

エフェクタについて

「DeEsser」古いソフト故かデフォだと小さいUIですが、オプションで拡大できます

 今回、新たにいくつかのエフェクタを導入してみました。Wavesのディエッサー「DeEsser」、ダブラー「Doubler2」とiZotopeのボコーダー「VocalSynth2」です。

 効果大きかったなと感じたのはDoubler2でしょうか。合成音声ボーカルは出力すると単音はきれいなのですが、ステレオで出そうがリバーブ系で空間を設定しようが、なんとなく普段耳にする楽曲とボーカルの広がりが違うなと感じるところが今まであったのですが、Doubler2で調整する事で少し厚みを付けたり、パンはセンターにいるけど声が広がってくる感じが付けられて、個人的には結構理想に近づけた感じがします。

 VocalSynth2は今の所「ジャンゴパイヨー」のロボットボイスのワンポイントの使用です。ボコーダー持っていなかったので、こればかりは新規に入れるしかないな・・・という事で見繕ったのですが、VocalSynth2自体はかなり多機能で他にも色々使い勝手有りそうなので、今後色々弄ってみようかなと思っています。ちなみに元の声はこれもまたNinezeroからVocalSynth2に入れています。

JUNGLE FIRE譜面の謎

上からクラッシュ、クローズHH、スネア、バスはいいと思うのですが…。

 そんな感じで少しリソースを増やしたりしながら打ち込み作業をしてたのですが、最後まで残ったのがドラム譜の下にあるパーカッション譜。正直に言いますが、未だにこれ何を鳴らすのが正解なのか、全然分かっておりません(汗。

 原曲も何度も聴いてはみてはいるのですが、よく分からず…。パーカッション譜では×印になっているのと原曲ではかなりシャカシャカ言っているので、オープンハイハット系の何かではないかという気もするのですが…。譜尾が下向いてるのでフロアタム系?でも幾ら何でもこんなに叩かないだろうしなぁ…という所で何が正解なんでしょう?

音源から映像へ

「Unity 2022」今回は被写界深度も入れました

 音源が大まかに出来たのが12月中旬頃だったでしょうか。映像の方も前回同様にUnityで作り始めたのですが、前回一度作ってみて反省点として、キャラをあまり動かし過ぎると意識がそっちに行ってしまって曲が頭に入ってこないな、というのがありました(今更)。なので、今回は当初から比較的狭いシーン、かつモーションも歩いたり走ったりはせず、その場で仕草、せいぜいダンスというぐらいに映像の方はコンパクトにまとめる方針で始めました。

 Unityのアセットストアで某スポーツカーを購入した辺りで派手なレースシーンも思い浮かべたのですが、そこは本家のMFゴーストの方でハイクオリティなの(※)が見れますし、Unity上の車の挙動制御とかにまで手を出すと時間いくらあっても終わらない気がして今回は避けました^^;

※Youtubeにノンクレジット版が公式にアップされているのに併せて、奇しくも(?)この動画の公開予定日の翌日2024年1月26日に発売されるBlu-rayにも収録されているようです。

カジュアルな衣装が欲しい

本体も少しバージョンアップされたパピフォン

 スポーツカーのモデルに関してはGame Ready 3D Models様の「Sports Car 012815SSCR」を使わせて頂いています。他にも多くのハイグレードな車モデルを販売されているようですが、権利の関係か、「トヨタのハチロク」みたいな表記は一切なくて単にスポーツカーとなっているのでここではそれに準じます^^;。Unityのアセットストアに並んでいる段階では色がグレーだったんですが、これはなんとなくマテリアルは赤に変えてあります、なんとなく。

 車に合わせて舞台としてサーキット的なモデルでも導入するかとも思ったのですが、先の通りレースシーンとかは避けてたので、今回はガレージのモデル(Xiro様のMobile Garage)を見つけてそちらを使用させて頂いています。天井に窓があり、良い感じ太陽光が差し込むのがポイント高いです。

 今回、キャラクタに関しては声色の関係からパピ子を使うことを決めていたのですが、その組み合わせでスポーツカーに合う衣装ってどんなだ・・・と少々悩みました。参考がてら、booth眺めてる際にYSSS.様の「ミリタリーカジュアルセット」の衣装を見つけまして、これならキャラにも車にも馴染みそうだ、という事でそのままこちら購入して使わせて頂くことにしました。ラフに着た感じでも、ダンスしても干渉も少なくて破綻した感じにならず、とても使い勝手良かったです。他の場面でも使わせてもらおうかな、と。

動画の編集環境をDaVinci Resolveに変更

DaVinci Resolve 18

 最近、ちょっと思う所あって、今回は動画の編集にいつものVEGASではなく、Blackmagic社のDaVinci Resolveを使いました。思う所っていうのは、動画にAfterEffectで入れるような効果(特にモーショングラフィクス)ってAfterEffect以外じゃ作れないもんだろーかと前々から思っていたのですが、最近、DaVinci Resolveに統合されているFusionとhitFilmの名前を知る機会があり、今回DaVinci Resolveの方を使ってみた次第です。

 最初、操作の違いを覚える所に少し時間は割きましたが、それ以外は特に問題なく、複数クリップの同時編集性の高さとかは素晴らしく感じました。特に歌詞の字幕入れる辺りはかなり楽になりました。

 今回、別撮りしたSynthesizer Vのエディタの再生中画面の動画を背景として流すシーンがありますが、あれはクロマキーを使ってみました。あのシーンのみキャラを、RGB(0、0、255)のマテリアルを割り当てたSphere(光源計算無し)の中に突っ込み、その青い背景をクロマキーのブルーバックとしています。

 また、同じシーンで手前側でバチバチしてるスパークはとても短いまた別の素材で、これをFusionに突っ込んでループ機能でクリップいっぱいの時間まで連続再生しています。なのでノード自体は至極単純なものです(動画のインプットノードがあってループつけてそのままアウトプットに回すだけ)。

 この辺りはまだまだ実験してみた、という要素が多いですね。今後に活かせればと思います。

 あまりにも使えすぎるDaVinci Resolve。実は開発元のBlackmagic社の意向もあり無料で使えたりします。有料版もあるのですが、8K編集やGPUのアクセラレート効かせるのが目的になる感じなので個人使用なら無料版で全然良さそうなのですよね。ただ、その意向に結構共感出来る部分があったので、当面使ってみて問題無さそうであれば敢えて有料版に移行しようかな、とすら思えます。

Blackmagic社の意向についてはVookさんで詳しく説明されていました。

■DaVinci Resolveはなぜ無償なのか? なぜ安いのか?

https://vook.vc/n/1506

 実はVEGASもPOSTグレードで買うとVEGAS Effects 5が入っていて、これが教えて頂いた所では中身はHitFilmらしく、結構それでもいいかもな、と思う所はあったのですが、HitFilm本家の方は結構サブスクリプション推しに移行しているらしく、その辺が懸念材料になってDaVinci Resolve側に傾く要因の一つになったというのもあります。最近、猫も杓子もサブスクでちょっとアレルギー気味なんですよね…自分。

そういえば

 今年初めての更新でしたね、今更ながら本年もよろしくお願いいたします。

 今後ですが、実はJUNGLE FIREの前に一本、曲の打ち込みは一旦終わっているものがあったりするのですが、これについてはJUNGLE FIREで学んだテクや機材を反映させたいな、と思う所もありまして一旦寝かせておこうかな、と。

 DTM以外でやりたい事もスタックしてきているので、しばらくはそちらを消化して、忘れた頃にまたひっそり再開しようかと思います。ゆる~く進めます^^;

ガジェット,時事ネタ,CGCeVIO AI,ChatGPT,Unity,パピフォン

何かと話題のChatGPT

 最近、何かと耳にしたChatGPT。自分も少し使ってみてはいたのですが、検索結果の真偽性はともかくとして、やはり会話形式で応答があるのはなんとなく人にやさしい感じがします。

 回答の仕方も人とチャットしているかのように自然だし、プロンプト的なものを使ってちょっとしたキャラクター付けも出来るみたいだし、そしてAPIも公開されていて、既にいろいろ作られている方も見掛けましたので、自分もその辺を参考にさせて頂きながら、何か作れないかなと思って合間の時間でちょこちょこ弄ってみました。

とりあえずパピフォンとお話しできた

 で、合間の時間で少しずつ進めて、なんとなく動作するところまで作ってみたのがこちら。

ChatGPTを使って自作キャラと会話してみた!

まぁ、ローコストで作ったので至らぬ点は多いのですが、なんとなく会話は成立していると思います。

会話の仕組みは簡単

 仕組み自体は誰しもが思いつくであろう組み合わせです。

 ベースはUnityでモデルはいつも通りパピフォンのVRMも読み込んでいます。で、前回のMV動画同様に目の動きにRealistic Eye Movement、口パクにはuLipySyncを今回はリアルタイム処理で使用、あと体が硬直しているとおかしいので少しだけ動くモーションを割り当てています。

 で、この上に質問と回答の仕組みを載せています。

マイクからの入力を文字列にする

 質問はマイクからの入力をUnity上で一旦AudioClipとして録音します。で、これをAudioClipからWavファイルに保存します。このWavファイルをChatGPTと同じOpenAI社のWhisperのAPIに投げています。他にもソリューションあるのかもですが、ひとまずChatGPTが話の起点だったので、同じOpenAIアカウントとAPIキーが使えるのが便利だなという事で。

 WhisperからはWavファイルから解析した日本語文字列が返ってくるのでこれを問い掛け文字列として受け取ります。

 UnityからWhisperに投げる所の実装については以下のサイトの記事が非常に参考になりました。ありがたし。

■Whisper APIをUnityで動かす
https://zenn.dev/dara/scraps/b8e2c8e994b384

問い掛け文字列をChatGPTに投げる

 で、問い掛け文字列が出来た所でこれをChatGPTのAPIに投げています。この時、ChatGPTに前提として少しだけキャラ設定的なものを付加しています。なので、通常のWebから検索的に質問を投げた時とは少し違った雰囲気で返答文字列が返ってきています。動画の中で語尾にやたら「ワン!」が付いているのとかが分かると思います。

 ChatGPTに投げる部分の実装は以下のサイトが非常に分かりやすいと思います。

■ChatGPT APIをUnityから動かす。|ねぎぽよし
https://note.com/negipoyoc/n/n88189e590ac3

 そう、いつもお世話になっているLuppetの作者様の記事です。つよい。

ChatGPTの返答をCeVIO AIでキャラクタの声にする

 ChatGPTから返された(キャラ付けされた)返答文字列は一旦テキストファイルに出力しています。で、今度はこれをキャラに喋らせる為にCeVIO AIにかけるのですが、ちょっとここで細工が必要になりました。

 CeVIO AIにコマンドラインからテキストファイル→キャラの発声Wavファイルが出来れば良かったのですが、標準ではその機能な無いようです。ただ、CeVIO AIはVisualStudio 2019の環境で使えるDLLの情報を公開してくれているので、今回はこれを使って指定したテキストファイルからキャラの発声Wavファイルを生成するコンバータを別途作成しました。

 作成しました…とはいえここに上がっているサンプルコードをちょっと改造してやっただけなのですが(^^; とても参考になりました、ありがとうございます。

■CeVIO AI ユーザーズガイド | .NETアセンブリとして利用
https://cevio.jp/guide/cevio_ai/interface/dotnet/

キャラクタの発声WavファイルをUnity上で再生する

 CeVIO AIから出力されたWavファイルが出来たらそれをUnity側にAudioClipとして読み込み、そのAudioClipをUnity上に用意してあるAudioSourceオブジェクトに設定してPlay()すれば応答完了となります。AudioSourceにはuLipSyncの設定がされているので発声を解析しながら適した口の形状で口パクしてくれます。

キャラの性格付けが面白い

はたしてAIはアイスクリームを食べるのか。

 動画の中ではパピフォンが(事情を知っていると)好き勝手喋ってますが、実はChatGPTに前提(content)として投げている設定は次の文字列だけだったりします。

「"あなたはパピフォンという名前の16歳の少女です。元気よく話します。喫茶店でアルバイトをしています。犬が大好きです。おすすめの犬種はボストンテリアです。語尾に「ワン」をつけて下さい。"」

 動画の中では最初に自己紹介をしてもらっていますが、そこはこの設定に忠実に述べているようです。

 2つ目の質問は「普段は何をしていますか?」と既に無茶振りな感じの質問をしていますが、「普段は学校に行っている」とか「学校が終わるとアルバイト」とか返ってきて驚きました(^^;。直結するような設定は無いのですが、ChatGPTが知っている"元気の良い16歳の少女"の普段がこんな感じで記憶されているのでしょうか…。

 また、「犬が大好きです。」の設定の影響で「家に帰ると犬と遊んだり散歩に行ったりする」という回答が導かれているようです。「休日は映画を見たり旅行に行ったりする事もある」とかは、もうキャラを作った僕すらも知らなかった設定です(笑)。

 3つ目の質問はうちのリアル娘ちゃんが近くでアイスクリームうんぬん…喋ってたのを聞いて、咄嗟に質問したという無茶振り極みのような質問です。生きてるうちにAIにアイス食べるか聞く時代がこようとは・・・(^^;。でも、ここでもちゃんと「16歳の少女で元気よく話す」という設定が効いているのか、「アイスクリーム大好き」とか「一緒に食べると嬉しいです」とか言われちゃいます。まるでこちらの心情まで察してくれているかのように…スゲー。

課金の話

 そんな感じでキャラ付けも出来るので、トコトン細かい所までの設定や膨大なシナリオを決めて、キャラクターとして細かく制御も出来そうではあるのですが、そうするとちょっと気になってくるのがトークンの使用量。

 ChatGPTはただWeb版を使うだけなら無料ですが、APIを使うにあたってはAPIキーを取得して作成したアプリケーションに埋め込む必要があります。このAPIの取得にはChatGPT Plusへ加入が必須となっており、その料金は月額20ドル(4/17日現在、日本円で2600円ぐらい)となっています。

 加入直後は数ドル分のトークンが付いてくるので、それで充分簡単なアプリの動作チェック等は行えますが、消費後もしくは有効期限が切れた後は、使用したトークンの量に併せて課金が発生します。

 トークンってなんやねん・・・って事になると思うのですが、端的に言ってしまえば送受信する文字列の量なのですが、この辺の計算の仕方が英語と日本語で違ったりで、日本語の方がやや使用量多めになる傾向があるようです。

 トークン使用量の注意点については以下のサイトの記事が分かりやすかったです。

 ■ChatGPTのAPIの利用料金を詳しく解説!使い方次第でトークン増大で高額費用も
 https://auto-worker.com/blog/?p=7459

 ■Chapter 09 OpenAIのAPI料金の計算方法
 https://zenn.dev/umi_mori/books/chatbot-chatgpt/viewer/how_to_calculate_openai_api_prices

 要は細かいキャラ付けや膨大なシナリオを設定する事は出来ますが、それらはChatGPTに質問を投げる度に毎回送信する必要がある為、トークンの使用量が跳ね上がる事になります。また、過去の質問に関連した会話も出来ますが、それにはその過去のやり取りを添付して、新しい質問を投げる必要があるので、これも処理の仕方によってはトークンの使用量が爆増する事になりそうです。

 まぁ、とはいえ1000トークンで0.002ドルだと個人で遊んでる限りは結構使っても大した額は行かなそうではあります。どうしても怖ければOpenAIのサイトから使用量のリミッターが掛けられるようになっているので、それを設定しておけば安心かと。

 で、ちょっと気になっているのが、課金はアプリケーションに埋め込まれたAPIキー→APIキーを持っているOpenAIのアカウントの支払い情報、と紐づく訳ですが、となるとうっかりアプリケーションにAPIキー仕込んだままアプリケーションを公開しようものならトークン使用量の請求は全て作者に来る訳です(^^; 独自の課金システムでも持っているなら良いのかもですが、個人でちょこっと遊ぶ分にはそんな事も出来ないしなぁ…という所です。

 アプリケーション側で入力欄作ってAPIキーの取得をユーザにお願いして入力して貰うという手もありそうですが、これはこれでChatGPT Plusの加入が必須になるので使える人は限定的になりそうです。

 この辺そもそもどうするのが一般的なのかもよく知らないのでちょっと興味ある所ではあります。

合成音声側の話

 実は当初、ChatGPTからの回答の読み上げにはCeVIO AIでは無く、VOICEPEAKを使おうと思っていました。というのもVOICEPEAK本体にコマンドライン実行機能がありまして使用が手軽そうだったので。以下のサイトを参考にさせていただきました。

voicepeak v1.2.1のコマンド – takashiskiのブログ
https://takashiski.hatenablog.com/entry/2023/01/13/235249

 今回のアプリケーションの中には既にこのコマンドラインの書式でVOICEPEAKを起動するクラスを実装済みで、現にWavファイルも出力されるのですが、この出力されたWavファイルで躓きました。

 ちょっと原因がまだ確定していないまま放置になっているのですが、実行時に作成されたWavファイルをUnityのAudioClipに読み込む際に、どの読み込みアセット使っても尽く失敗するんですよね…。Wavっててっきりベタしか無いものだと思ってたんですが、エラーの内容やヘッダーの情報見る限り、圧縮か何か掛かっている雰囲気がありました。ACMって奴がそれなのか…という気もするのですが、情報が少なく詳細不明。もしこれならオプションで非圧縮に出来ると良かったのですが…。

 で、今回のアプリケーションではパピフォンを使っていたので、よく考えたらいつも声当ててるのCeVIO AIの小春六花だなーという事でCeVIO AIに変更。調べたら、CeVIO AIは本体にはコマンドライン実行機能は無いようなのですが、前述の通り、CeVIO AIとのやり取りを仲介してくれるDLLの仕様が公開されている為、こちらを利用してコマンドライン用のコンバータ(exe)を作成した流れになっています。CeVIO AIから出力されたWavファイルはUnityのいずれのアセットでも普通に読み込めたので、課題自体はこれでクリア出来ました。(VOICEPEAKのWavはいずれ調べてみようかな…)

画面が縦長な理由

 元々このアプリケーション、手持ちのLooking Glass Portraitにパピフォンを表示しようと思って弄ってたアプリケーションだったんですよね。でも、画面の設定が上手くいってなくて何故か横の解像度だけが2倍になってしまうという現象に頭を悩まされています…orz。

 裸眼立体視のキャラとお話し出来たら「そこにいる感」凄そうなんですけどねー。これはもうちょっと先になりそうです。

プレビューはなんとなく動いてるんですけどねぇ…。

今後の動向

 ここまで作っておいてなんですが、OpenAI社の方で今後、音声や画像による入出力が出来るようにする計画があるらしいので、キャラは兎も角、質疑応答に関しては標準で出来るようになる日は遠く無さそうです。音声認識についてはWhipserあるし、回答作成についてはChatGPTがあるので、最後の合成音声部分はどういう実装になるのかなーというのが気になる所ではあります。

 単純に考えればAmazonのアレクサのように単一の声(とは言え最近男声も追加されましたが)による応答で充分機能は果たせるのですが、声まで何か弄れるようなギミックがあったら面白そう…というか既存の合成音声ソフトにも影響出そうで怖くはあります(^^;。

 まぁ、しばらくは動向を注視しておこうかなぁと…。