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気が付けばセミが鳴き散らし、毎日"危険な温度"とかいうワードがニュースから流れてくる昨今、いかがお過ごしでしょうか。この夏、自分は新しい撮影機材を導入してみました。

写真とラジコンカーの先に

 ブログではあまり書いていなかったのですが、筆者の趣味として写真とラジコン製作というのがあったりします。前者はα100に始まり過去にはモデルさん撮影したり、街角スナップ撮りに出掛けたり、今はすっかり家族写真が多くなってますがα7C IIを片手に写真を楽しんでいます。後者はコロナで緊急事態宣言とか出てあまり外に出掛けられなくなった辺りから、それじゃ家で楽しめる事を…という事でラジコンカーを作り始めて気が付けば6,7台はあるような気がします。

去年α7C IIに乗り換えました
これよりもう少し増えてます…。

 その辺の延長なのか、Amazonのセールなんかで見掛ける度にずっと気になっていたのがドローンでした。最近はテレビのロケ映像なんかやYoutube辺りでも結構空撮映像を見掛けますよね。ああいう人の手だけでは撮れない映像を撮れるっていいなぁ…と思う所がありました。

 ただ、ドローンに関してはかつてはお祭りの中に堕ちてみたり、首相官邸に堕ちてみたりとネガティブなイメージも強いのは重々承知だったので、半年ほど前から興味津々、サイト漁ってみたり本買ってみたりしてポチりたい衝動を抑えつつ(^^;、下調べを進めていました。

 調べ始めると、ドローン初期の混沌とした感じはなくしっかり法も整備されていて、むしろ法で雁字搦めになっていて一個人が飛ばすとなると手続きがかなりあって大変そうに見えます。Youtube辺り眺めると、その辺の詳細を丁寧に解説されている方も多く、一つ一つノウハウがあるんだな、面白いな、ともはや興味が深まるばかりです。

 仕事で使われている方もいるぐらいの業界ですし、趣味として取り組むのなら、真面目に勉強してみるのも面白いかもな…という所もありまして、手を出してみる事にしました。

どれを買うか

 まぁ、まずは物が無いと始まらないので機種選定です。ドローンには航空法による規制の対象外となる100g未満のトイドローンという比較的手軽な種類もあるのですが、いずれもその軽量さ故、屋外で扱う事は難しいようだったので今回は選択肢に入らず。

 さらにAmazon眺めてると4Kとか取れる奴でも3万円ぐらいからあったりするのですが、この辺も調べるとリモートIDに対応していないものが多く、国内で飛ばすにはナンバープレート的なリモートIDのユニットを外付けする必要があるようです。で、このリモートIDのユニットが2万円前後してるようなので安いからと言って飛び付くと結局面倒な事になるので、また一考…。

 初心者向けドローン、という感じで調べると現状ではまず間違いなく中国のDJI社のドローンが薦められる事になると思います。色々見てみましたが、個人の空撮向けとなると圧倒的なシェアがあるようです。なにせ、アクションカメラのOsmoシリーズやジンバルもやってるので空撮ドローンに必要な技術のカバー範囲が広く、量産性から来るコスパや性能で有利なようです。

 一番最初のころはParrotというフランスのメーカーの「AR.Drone」に憧れたなぁ…という思いもあったのですが、今はDJIに押されてプロ向けにシフトしたようです。

 そういう時の流れなどもあり、メーカーに関しては正直選択の余地無くDJIに。さて、それはどの機種を…と思って、ここは相当に悩みました。懐具合もあるので、最初だし、まずは手軽かつお財布にも優しい入門機で入りたい…という所でDJI Miniシリーズで考えていました。Miniも購入可能なものはMini2,Mini3,Mini3 Pro,Mini4 Proとあって違いを確かめる為、雑誌やカタログ、Youtubeと睨めっこでしたね…。結局、最初なので衝突検知のカバー範囲が広いのが欲しいな、という事でMini3 Pro、Mini4 Proあたりがターゲットになりました。

Amazonプライムデーの季節がやってきた

 そうこうしているうちにAmazonのプライムデーの時期が近づいて来てまして、いつもこういうタイミングでDJIの方もセールをやるというのを聞いていたので、期待して待つ事に。実は色々調べてた時に春頃はMini3 Proのセールがあったそうで、これが再び開催されるならMini3 Proも有りだし、Mini4 Proも安くなるなら障害物検知が全方位になるしこれも有りだなぁ、全方位っていう意味では一つ上のクラスのAir3も安くければ有りかもなぁ…と悶々とした日々を過ごしておりました^^;

 で、結果どうなったかといいますと、やはりプライムデーに合わせてDJI側のセールも始まりまして、対象になったのはMini3無印とAir3でした。DJIのセールは全体的に安くなる感じではなく、特定の機種がピックアップされて安くなるみたいですね。

 Mini3には障害物検知が下方向にしか付いてなくて、個人的にはかなり不安だったのでパス。…となるとAir3で、20%ほど割引されていたのですが、実はこれによってセール対象外のMini4 Proを買うのとほぼ横並びになりました。

 これはだいぶ悩ましかったですね。α7CIIを使ってる手前、軽量コンパクトには相当の意義を感じたのですが、しばらく細かい情報収集とかして以下の理由でAir3を選ぶ事にしました。

  • どちらも1/1.3型センサーの24mmを持っているのは同じ、加えてAir3には70mmを持っているのですが、これが丁度スチル的には24-70mmのワイド端とテレ端になり感覚的には使いやすそうに思えた。
  • Air3の方が上昇下降速度(Air3=36km/h, Mini4 Pro=18km/h)、水平方向の最高速度(Air3=75.6km/h , Mini4Pro = 57.6km/h)は高いことからピーク性能を使わずとも、出力の大きさから安定しそうに思えた。
  • Air3のバッテリーがMini4のそれと比べると飛行時間ほぼ同じで価格は倍近くしている事からセールの恩恵が大きく感じられた。
  • これは遠い将来すら影響あるか分からない話ですが、DJI的にはMiniとAirで立ち位置の違いがあるようで、Lv3.5飛行に必要な情報を提供してくれるのはAirまでだった。(2024/07現在)
  • 重さは明らかに違うが、並べた写真を見ると大きさはそこまで差はないかな、と感じた(個人的感想)
  • セールになった理由はAir3 Sがもうすぐ発表だからと明確な理由が有り、個人的には噂の1型センサーと1/1.3型センサーでそこまで違うんだっけ…?という感じであまり気にならなかった。

 …などからAir3で行くことにしました。Amazonプライムデーに合わせたセールでは有りましたが、DJI側のセールでもあって、販売店各所セール価格になっていたので、今回はドローン業界ではかなり大手(に見えた)のセキドさんのオンラインストアで購入させて頂きました。ブログなんかも定期的に色々な情報が盛り込まれてますし、虎ノ門に店舗もお持ちで専門スタッフも抱えていて、特殊な分野だけにその辺の安心感から利用させて頂きました。

DJI Air3が届いた

フライモアコンボなのでカバンに入って届きます。太っ腹。

 注文したその日のうちに発送され、翌日には届きました。早速飛ばしました・・・って書きたかったんですが、なにぶんドローン飛ばすまでには色々手順が必要で、最初は国土交通省のサイトに行って個人の登録を行なって、そのアカウントに機体の登録を行なってスマートID(ナンバープレートのようなもの)を発行してもらって、それを機体側にダウンロードして・・・とこの辺の手続きだけでもYoutubeに解説動画色々上げてくれている人が多いぐらいと中々大変です。

 ここではその辺の話は割愛しますが、自分も何日かかけてちまちまセットアップしてやっと部屋の中では飛ばせました^^;

ピタッと止まる精度凄いなぁ、というのが最初の印象。

 さて、ここからが問題です。練習はしたいけど、僕が住んでるエリアはDID区域(人口密集地域)のど真ん中なので、近場の屋外で飛ばす訳にはいかず。セキドさんで購入した際にFlyersというサイトのチケットが付いてまして、これを利用する事で撮影許可などの処理をしてくれるサービスを受けられるようなので、ぜひこれは使わせて貰いたい所です(※)。

※勿論、自分で土地の管理者などに許可を貰うなどの手続きをすれば、このようなサービスを使わずとも飛ばせるので手間との費用対効果は各自判断になります。

◾️Flyersのサイト
https://flyers.plus

 こんな感じで人口密集地域や発着に適した場所、飛ばすのに適した範囲などをWeb上で確認出来て、ここから手続きの依頼を出す事が出来ます。場所によって手続きにかかる日数にだいぶ差があるようなので(ざっと見た感じ5日程度から来年になってしまうものまであった)、その辺に注意しながらお願いする必要はありそうです。

 ここの所、日中が暑すぎるので、もう少し涼しくなったら依頼して空撮しに出掛けたいなと考えています。とりあえずそれまでは屋内で練習とか出来ないかな…と思って調べたりはしているのですが。

 その辺の話は経過見てまた書ければと思います。今回はここまでで、でわでわ・・・。